ムジセッカ
3月20日。ムジセッカを探してみました。/・・・/目も耳も良い相棒が見つけてくれました。感謝です。
カワセミは今日も来ていた。毎日来
ている。ベニマシコが出る所にいる
ので、会いたくない人に会ってしま
う。
今日のタイトル「ムジセッカ」、1月
から3ヶ月まだ遊水地にいるようだ
。静岡県では初の鳥、珍鳥で誰で
も見たく撮りたくなってしまうのも
確かだ。私も3回撮っている。カワ
セミは恐らく10回は撮っているだ
ろう。また1月など多い日には30
名いたし、恐らく累計では千名近
くの人が訪れ、追いかけ回し、撮
っているに違いない。
このことは人間=バーダーにと
ってはごく普通の行為なのだが
「野生の鳥」に取ってはどうだろ
うか?モデルではなく野生なのだ
から、「さあ撮ってください」と
言うことにはならないはずだ。む
しろ「迷惑行為」に違いない。こ
ういう「過度の撮影」は鳥にとっ
ては「生存に関わる迷惑行為」で
あるに違いない。
今回撮った暗い林、1・2月いた
比較的明るい林とは違い真っ暗
だ。ということは「人間に追い
つめられ」、この暗い場所なら
「安住だ」とやっと逃げてきた場
所ではないかと思われる。
彷徨き回り、探し回り、撮りまく
る。こういう「過度な行為」は
鳥を「虐待している行為」と言
っても良いだろう。鳥の観察、
撮影が、社会的観点から「良
い趣味だ」と言われるよう我々
も日常から務めなければなら
ないだろう。相棒のブログには
「また探しに行きたい」と書か
れていた。もう十分撮った人
は、必要以上に鳥を追っかけ
ず、「塒」の可能性の場所を探
し「鳥への住居不法侵入」み
たいな行為は止めるべきだ。
何も分からない子どもを巻き込
むような行為も厳に慎むべき
だ。人の持っているものを欲し
がらず過度の収集避の愚かさに
気づき、「そっと見守る」よう
な観点を持つべきだ。これが本
当の「愛鳥」だ。
カワセミがどんな気持ちで写真
を撮っているのか分からない
が、多くの写真を、良い写真を
人より多く撮りたい、すれば幸
せで人間の価値が上がると考
えているとすれば、それは間
違いに通じると私は考える。「
金持ち貧乏」、「清貧」という
言葉もある。人間の欲望には
切りがない。その欲望に囚わ
れていれば、心は逆に貧相に
なってゆくに違いない。撮った
写真も中身のないものになっ
て行くに違いない。
また日本野鳥の会は野鳥保護
という会の目的に反するこうい
う会員の行為を諫め、やらない
ようにする指導をすることはで
きないのだろうか?
2024,3,25記 3,26追記