その他 東部地区


沼津市 三島市 裾野市 御殿場市 駿東郡(小山町、長泉町)

この項の
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(2)HOME



千本松原(沼津市)


アクセス
国道380号富士市柏原から沼津市の狩
野川河口あたりまで約10キロにおよぶ
写真のように松のみの所もあればカシや
サクラ等が混じった疎林、雑木林のとこ
ろもある
千本浜海水浴場、若山牧水などの歌碑
のある千本浜公園、沼津ご用邸公園など
がある

2000,4,11撮影

上野のツクバネガシ(小山町)





アクセス
上野のバス停近くの神社にある
トチノキの訪問の際みつけた

小山町指定天然記念物
根元の周囲は10Mほどはあり、樹齢は
300年前後と思われる カシでは老木
のほうだ根が浮き上がっている
4枚の葉は羽根突きのハネに似ている
ことからツクバネガシといわれている。
実も食べられるそうだ

2000,5,27撮影

智方神社のクス(長泉町)








駿東郡長泉町長沢
智方神社(ともかたじんじゃと読むのだろ
うか)

クス2本 無指定
2本とも
目通り6.0M
樹高25.0M
他にタブノキ目通り3.0M写真上や社
殿裏に
スダジイ目通り4.5Mなどがある

アクセス
沼津駅より車で15分
この神社は入口の看板によると建長、
鎌倉時代の創建のようだ
看板がプラスチックで覆われよく読めな
いが、首などの字もあるので、後醍醐天
皇皇子護良親王御陵が社殿裏にあり、
皇子がこの地で死に葬られたのかもし
れない
歴史の勉強をしてみたい

2001,7,29撮影

三国山の大ブナ(小山町、山梨、神奈川との県境) 








4 (頂上直下)


5 (頂上直下)




蛇のようにくねったブナ


倒れたオオイタヤメイゲツの枝が
3本直立して幹になっていた


ブナ林が続く登山道

駿東郡小山町
(山梨、神奈川との県境)

ブナ 無指定
目通り 4.5M〜5.0Mのもの5本
樹高  25.0M
樹齢  300年前後 推定
写真2,5が最大のもの

10月10日の須走口5合目小富士の見
学に続き、今回富士周辺を旅することに
した。ちなみに、小富士はシラビソとコメ
ツガの原生林を歩くことができお勧めだ。
(注、フジアザミライン登山道冬季閉鎖あ
り。11〜4月頃までか?)
三国山は西丹沢に位置し、以前から名
前も知り一度訪れたいと思っていた場所
だ。
R246から富士スピードウェイの脇を通り
明神峠に着く。登山口は峠から更に西
に1q位いった尾根と交差する所にある。
車は100Mほど離れた待避所に止める。
頂上まで40分とある。
尾根道を歩き始めてものの2〜3分で驚
いたことに早直径1.0Mほどのブナが
現れた。何本かある。これ止まりの太さ
と思って更に進むと目通り4.5Mから
5.0M前後のブナが3本現れた。これ
はすごい、何という山だ。丹沢にブナが
あるということは知っていたがこれほどの


巨木があるとは思いも寄らなかった。他
の丹沢のブナの太さはどうであろうか。※
この場所を抜けると送電線があり草地に
なっている。この先は再びブナ林の尾
根となるが太いものはない。しばらく尾
根を歩き、道もなだらかになってそろそ
ろ頂上と思っていた矢先、再びブナの
巨木が2本現れた。1本は目通り5.0
Mで大きく枝を広げ、下の1本と同格の
太さだ。道草をしながらの登山で頂上
まで1時間かかってしまった。小休止後
三国峠に下りることにした。こちらもな
だらかなブナ林が続く尾根道であるが
太いものはない。約25分で峠に着いて
しまった。富士五湖を通り帰路に就く。
なお綺麗な紅葉も期待したのだが、11
月上旬辺りが見頃かもしれない。

※その後愛読のHP「山岳巡礼」によ
れば西丹沢桧洞丸(1601M)の青ケ
岳山荘付近にブナの巨木があるようだ
が本格登山で3〜4時間はかかるだろ
う。(2009,1,30記)

アクセス
明神峠側登山口からゆっくり歩いて1時
間。三国峠からは30分程度であるが巨
木はない。篭坂峠側は歩かなかったが
距離が長い。

2008,10,19撮影

大沢の大杉(裾野市) 



タコのように枝をくねらせている



落葉で自然林の中の天然杉が目立つ


大杉近くのブナ 目通り1.0M
樹高10.0M ブナは少ない


ガレ場手前の大きなモミ
目通り2.5M 樹高20.0M


こんな感じの昔の林道を行く


最初の関門?大沢の渡渉

裾野市愛鷹山
大沢上流

スギ 自生のもの 無指定
目通り 4.0M
樹高 25.0M
樹齢 推定300年

数年前、ある愛鷹山登山のホームページに
大きなスギがあることを思い出した。改めて
そのページを捜したが見つからない。現地
で捜そうとやってきた。
先ず下和田川の上流ではないかと林道を
車で上っていると、犬の散歩をしている人に
会い、橋の所から30分ほど歩き、沢に出た
ら尾根にとりつく道があり、1時間ほど登ると
尾根筋に目通り7〜8Mほどの天然杉が何
本かあるという貴重な情報を得た。
今日は下見のつもりで林道を歩き始めた。
この林道は荒れており四駆でも走行不能
だ。30分ほど歩いたが、益々道は荒れ、
沢も見つからないので下見を断念する。※
大沢上流ではなかったかと、十里木方面
に引き返し、愛鷹山登山口の所から林道
に入る。しばらく行くと右手に山神社があ
り、大きな案内看板に確かに大杉が記載
されていた。意を強くして登ることにした。
車は300M先の所で行き止まりだ。大沢
の河原を渡り(雨の降った後は水量があ
るので注意)、林道を進む。この林道は
何十年か前砂防ダムを造るため造られた
ようであるが、今は岩がゴロゴロしていて
四駆すら通れない。大沢橋を越え、更に
進むも大杉は見あたらず不安がよぎる。
沢の出会いに出て山道になった所で3
時になったので断念した。山神社に戻る
と、二人の登山者がいて杉のことを聞くと
越前岳から割石峠を歩きその途中で大
杉があったと撮したデジカメの写真を見
せてくれた。何んと直前で引き返してしま
ったようだ!
2月16日再度大杉に挑戦することにし
た。前回引き返した所に来ると確かに
100M先にスギが見える。このスギは前回も見
たが、天辺は尖っておりそれほど大きくないよう
な気がする。大杉はあの先ではないかと進むと
何とその木が大杉であった。根元にはS63年
立てられた裾野市観光協会の大杉の看板があ
る。このスギだけを目的に来る人は少ないだろ
う。残念なのはスギの案内看板が途中に1つも
なかったことだ。ささやかであるが、手製の看
板を付けさせていただいた。

2009,2,11撮影
2009,2,16撮影

※その後裾野市役所農林振興室の方より送
ってもらった「富岡地区の文化財めぐり」他の
資料によれば位牌岳東斜面950〜1、100M
にかけて尾根筋に天然スギの巨木が写真入
りで載っており確かにあるようだ。もし目通り7〜
8Mであれば天然記念物級だ。

アクセス
山神社から歩きで2.5q、約1時間である。

先日見た天城の国有林と違い、こちらの国有
林は殆ど自然林で上流に行けば行くほど自
然が残っている。

山神社のモミ(裾野市)





裾野市愛鷹山
山神社境内

モミ 無指定
目通り 4.0M
樹高 30.0M

山神社は本当に小さな神社で
ある。鳥居から見るとスギのよう
に見えたが近づくとモミであっ
た。静岡県には大きなモミは少
ない。これだけのものは何本と
もないであろう。


小さな社の右手には、スギ目通り2.5
M樹高20.0Mがある。反対側には何
十年か前に枯れたスギと思われる根元
が朽ち果てて立っている。目通り7.0
M位はあったのであろう。(あるいはモミ
かもしれない。モミだったら凄い!)


2009,2,16撮影

アクセス
愛鷹山登山口入口から車で5分


柳沢神社のアラカシとクス(沼津市) 






沼津市柳沢
柳沢神社

アラカシ
目通り 4.5M
樹高 10.0M
大分傷みがきています。

クスノキ 7本
目通り 5.0M 最大
樹高 25.0M
愛鷹山の登山口の下見に来て偶然見つ
けました。
アラカシは横の川に幹が倒れるように生
えています。
クスノキは社殿を取り囲むように生えてい
ます。
樹齢はいずれも300年前後と思われま
す。

2009,2,28撮影


廣大寺のカヤ(沼津市) 


沼津市柳沢
廣大寺

カヤ
目通り 4.5M          
樹高 15.0M
樹齢 300年 推定

廣大寺は真言宗のお寺です。
このカヤは社殿前の境内の真ん
中に気持ちよさそうに殿と立って
います。大事にしているのが伝わ
ってきます。
姿形の美しさは県下でトップクラ
スでしょう。

2009,2,28撮影

城山神社のカヤ(長泉町) 






駿東郡長泉町城山町
城山神社

カヤ
目通り 3.0M            
樹高 18.0M
樹齢 250年 推定

愛鷹山から裾野市に抜ける途中偶然
見つけました。
神社と鳥居の間に道路が通っており分
断された形になっています。
カヤは鳥居を守るように立っていました。

2009,2,28撮影

十二神社のスギ(裾野市) 




合着の2本

裾野市須山字田向(たむき)
十二神社

スギ 5本
社叢裾野市指定天然記念物
H3、3,13指定
目通り 5.0M 最大
樹高 30.0M
愛鷹山前岳登山口の下見に来て、
地元の方に教わった所を捜す内、
偶然見つけました。
樹齢400年前後と思われます。樹
高も高くなかなか立派なスギです。
地元の人の話ではこの辺りは昔は
須山村と言って、古くは鎌倉時代
から集落があったそうです。


2009,2,28撮影

前岳付近の大スギとブナ(裾野市)  


スギ1






スギ2


スギ3 目通り3.0M


スギ4 目通り2.5M


ブナ


その根元


ヒメシャラ 目通り1.5M最大


南の別尾根の天然スギ
裾野市のパンフ「富岡地区の
文化財めぐり」に掲載の尾根


尾根から最高峰の越前岳を望む


最大のモミ 目通り2.5M
金比羅宮の上


途中唯一あった道標 下和田への道は
廃道に近い スギ林の下は笹


登山口より5分 金比羅宮


登山道入口にある石の像

裾野市愛鷹山
前岳付近

大スギ(スギ1)
幹周囲 6.0M 地上5Mの位置
樹高 15.0M
樹齢 400年前後 推定

スギ2 2番に太いスギ
根元周囲 5.0M
樹高 20.0M
合着ではなく根元で枝分かれしたようだ
大スギ近くにある


ブナ 直径50p以上のもの6本(ザッと数
    えて)
目通り 2.7M 最大
樹高 25.0M
2月11日大沢の大杉の見学の際
下和田の犬の散歩の人より得た位
牌岳東斜面にある天然の大スギを
是非捜してみたいとやってきた。下
和田からのルートは諦め、位牌岳
前方にある前岳にいけば何か掴め
るのではと目標を定め、2月28日に
は既に登山口の下調べも終了済み
だ。
歩き始めてすぐ金比羅宮があり、薄
暗いスギ林の尾根道を進む。道はし
っかりしているが、最近は歩く人が希
なようだ。以前の台風かスギの倒木
の箇所が2、3あった。更に進むと少
し明るいヒノキ林になってくる。この
辺りまでは比較的なだらかだ。下和
田に下りる道標があった。踏み跡もな
く廃道に近い。歩くのはお勧めでき
ない。
道が急になり自然林に変わる手前
の50M位入った左に大きなスギが
1本見えたが帰りに見ることにする。
この辺まで約1時間である。周りは
すっかり自然林になり、モミ、ミズナ
ラ、スギそしてブナも少しある。
以前送ってもらった裾野市のパンフ
「富岡地区の文化財めぐり」に掲載

のスギが生えた尾根が南に見える。やはりあち
らの尾根かと思いつつ更に急な道を登る。少し
道が緩やかになった所に大きなブナが数本あ
り、ヒメシャラも赤い肌を見せている。道から30
M北に横に大きく枝を広げたスギが見えた。も
しやと思い近づくと正しくお目当ての大きさの
天然スギであった。よくあるスラッとしたスギの
形ではなくいかにも”天然”と言うばかりに無骨
な幹をくの字にくねらせ5M位上で細い幹を直
立させている。今までに余り見たこともない形
だ。その姿が新鮮かつ神々しいまでの迫力に
思わず感激してしまった。やった!と思わず口
ずさんでしまった。正に愛鷹山の”主”だ。多分
下和田で教えてくれたスギもこの木であったと
思われてならない。滅多に人が歩かなくなった
前岳のルート、それも道から30Mは入りよっぽ
ども注意しなければ見落としてしまう。この木を
見た人は少ないであろう。でも人の踏み跡もあ
った。どんな人が見ただろうか。
心地よい感動を後にして下山することにした。
このルートは道標もなく、前岳に登ったのかそ
れとも直前でまた引き帰ってしまったのか分か
らない。従って前岳付近としておく。

2009,3,2撮影

アクセス
登山口から登り2時間、下り1時間と見ておけ
ばいいだろう。





真横からみた大スギ
1本折れた幹の跡が


頂上付近 ブナ3本あり
前回前岳の頂上が確認できなかったのと大スギ
をもう一度見たかったのでやってきた。前回引き
返した地点から3つほどコブを登り30分ほど歩
き標高で1,300M近くまで行ってはみたが、と
うとう前岳山頂の看板は見つからなかった。前岳
は写真左の、大スギ1、2の間大きなブナが3本
密集し大きなヒメシャラがある平らな所辺りである
と思われる。

2009,3,24撮影

愛鷹山の大ブナほか(沼津市) 健脚向


大ブナ1全景


その上部


その根元


大ブナ2


枯死した巨大ブナ コルにて
生きていれば日本で最大級 目通り6.0M


霧の山頂


頂上直下の愛鷹神社奥宮


鳥居下のスギ


アカガシ1


アカガシ2


大ヒメシャラ


その上部


柳沢口登山道入口


アセビの原生林が続く


水神社への分岐 コルにて
右に小さな道標 見落とさないように
細かく幹分かれの木が何本かある
沼津市愛鷹山

大ブナ1
目通り 5.0M
樹高 25.0M

大ブナ2
目通り 4.0M
樹高 20.0M

その他のブナ 
目通り3.0M以上のもの20〜30本
登山道の周りをザッと数えて

アカガシ1
目通り 1.8M
樹高 10.0M

アカガシ2
目通り 2.1M
樹高 15.0M

大ヒメシャラ
目通り 2.1M
樹高 25.0M

愛鷹連峰は富士から沼津、御殿場にか
けて車で走っていると富士山を手前で覆
い隠すように立ちはだかっている山である。
特に愛鷹山はその最前列にあって、スギ、
ヒノキの植林がすすみ何の変哲もない山
のように見える。標高も1,200M弱と比較
的登りやすいように感じたので今回挑戦す
ることとした。
登山口は2/28に下見をして沼津ゴルフ
場の脇を通り愛鷹林道と交差するゲートの
所に止める。そこに木の階段があり登山口
かと思って登り始めると踏み跡がない。案
内図をよく見ると柳沢口と水神社口の2ケ
所しかないようだ。
林道を30分も歩けば登山口にぶつかるの
ではないかと歩き始めたが、行けども行け
ども登山口はない。食事をしてあと100M
行って見つからなければ今日はやめよう
と思っていた矢先、やっと登山口にぶつか
った。1時間半、5qは歩いたのではない
か?すっかりくたびれてしまったが、せっか
く此処まできたのだからと尾根道を歩き始
める。道はヒノキの植林帯でなだらかで、
最近間伐をしており歩きやすい。林道を2
回横切り、やや急になった道を進む。10
M位入ったところにアカガシ1が見えた。
ヒノキ林は段々疎らになり大アセビの原生
林になってきた。アカガシ、ヒメシャラ、細
いブナ、ミズナラが混じる。こんな道をかな
り歩き水場の看板と頂上へとの看板がある

所に大きなアカガシ2と大ブナ2が立ってい
た。ここから先はブナの大木が多い。朝方よ
かった天気も小雨交じりの霧になってしまっ
た。視界は50M位だ。喘ぎながら急坂を登
る。そしてやっと愛鷹山の頂上に立つことが
できた。頂上の下に愛鷹神社奥宮があった。
その階段の下に目通り3.0M位のスギが1
本霧の中に立っていた。
来た道は林道が長いので水神社へ下るこ
とにした。しかし頂上の道標には袴腰岳の
看板はあっても水神社の看板はなかった。
困って沼津市役所に携帯で道を尋ねること
にした。係りの人は分からないのでと言って
親切にも須山に住む黒岳にある愛鷹山荘の
加藤さんの電話番号を調べて教えてくれた。
電話をかけると加藤さんが出て頂上から15
分下ってコルの所に下る道があるという。更
に1時間少し下れば林道に出て、それを下
れば水神社に着くと親切に教えてくれた。
加藤さんは80才を過ぎ今は山を下り自宅に
おられるようだ。話しぶりから愛鷹山は殆ど
歩いているように感じた。
頂上からコルの間に大ブナ1が立っていた。
巨大なブナだ。周りも大きなブナが霧の中
に林立している。幻想的な光景だ。枯れて
はいたが日本で最大級のブナもあった。霧
で視界が悪いので天気がよい日にもう一度
来てみたいという思いにかられる。愛鷹山の
大きなブナの所在は知らないが※、ここ辺り
のが最大なのかもしれない。とすれば凄い。
先日登った前岳付近のブナは目通り3.0M
位であった。
水神社の道も劣らず急で、涸れた沢を5から
6回横切り、ガレているのと霧で4時というの
に真っ暗で足下がわかりにくい。歩きにくく苦
労する。20分ほど下りてきただろうか、家内
が赤い肌のブナがあるというので近寄ってみ
ると大きなヒメシャラであった。私が今まで見
た中では最大だ。
暗いヒノキの植林帯をひたすら下ってやっと
林道につきほっとする。
根方街道を通って帰ったが、振り返ると青空
だが富士山から愛鷹山にかけて真っ黒い雲
が帯状に掛かっていた。霧と小雨の原因は
この雲であった。

2009,3,19撮影

※3/30再び須山の加藤さんにルートを聞い
た際に、越前岳からの南陵にブナ平と言う所
があって、以前はブナの大木が沢山あったそ
うだが台風で殆ど倒壊してしまったそうだ。

アクセス
標高は比較的低いが侮れない山だ。十里木
から登れる最高峰の越前岳1,507Mに比べ
れば300M低いが、ゲートの掛かった林道を
かなり歩くことになり、むしろきつい。11時前か
ら歩き車の所に着いたのは5時半であった。
愛鷹林道1時間半、柳沢登山口から登り2時
間。下りは頂上から林道まで1時間半、林道を
水神社まで25分。







この矢印とは逆に曲がる

この看板の所を上る

この道標から愛鷹林道まで1.5q、30分
3/19愛鷹山登山の際、愛鷹林道を約1時
間半歩いて、やっと柳沢登山口に着いたの
で、いつか再び愛鷹山に登山する際柳沢口
から林道を通らずに登る道を捜そうと下調べ
にやってきた。
実はこの登山口は2/28の下調べの際には
とうとう見つからなかった道だ。ゴルフ場の看
板のみが目立ち、登山道の看板はないので
分かりにくい。
今日は運良く茶畑で農作業をしている人に
尋ねることができ教えてもらうことができた。
ゴルフ場愛鷹600クラブの脇のクラブハウス
に行く道を上がり、ロッジの方に左折し、行き
止まり手前を左折する所に大きな道標がある。
ここまで2qくらいだ。

まだ上に300Mほど車は入れるが、駐車場がな
いので必ずこの道標の近くに車を止めること。
愛鷹林道の出合いまで歩いてみたが、ヒノキ林
のなだらかな登山道で約30分であった。






2009,3,28撮影





愛鷹山荘付近のスギほか(裾野市) 


スギ2 上部


その根元


スギ1
山荘の上にある


スギ3
展望場近く


シナノキ?
ガレ場にて


ブナ
幹が1本折れている 富士見台先


無人の愛鷹山荘
水はないがトイレあり


富士見峠 富士山は見えない


左前岳と位牌岳
展望場にて


左位牌岳と鋸岳 展望場にて
最大の難関鋸岳 鎖があり大変らしい


富士見台 富士の眺望よし
少し残雪あり 道がぬかるみ歩きにくい


ブナ間より間近に迫る越前岳
富士見台先

裾野市須山
愛鷹山荘周辺

スギ1
目通り 2.0M
樹高 20.0M
山荘すぐ上

スギ2
目通り 3.0M
根回り 4.5M
樹高 15.0M
富士見峠より300M、スギ林の中にある。
この日見た一番太いスギ

スギ3
目通り 2.0M
樹高 20.0M
展望場近く

シナノキ?
目通り 2.0M
樹高 15.0M
樹種は不明。山荘中間のガレ場にある。

ブナ
目通り 1.5M 最大
樹高 20.0M 最大
富士見台付近の尾根近くに何本かある。
前岳と比べればかなり細い。

すっかり春らしくなって静岡辺りも桜は満
開である。
先日須山の愛鷹山荘加藤さんから入手
した愛鷹山で一番太い「熊穴の大杉」を
見たいとやってきた。加藤さんの話による
とこのスギは富士見峠より富士見台に30

〜40分向かったところにあり、根元に今は
塞がれているがウロになっているという。ま
た看板も取り付けてあるという。分からなけ
れば現地で携帯で聞けばいいと思い出か
けた。結論的には富士見台まで登ってみ
たが見つからず、携帯で尋ねたら今日は
生憎夕方まで出かけているという。いつか
もう一度挑戦してみたいと思うが、情報をち
ゃんと来る前に確かめておけばよかったと
悔やまれる。
私の感であるが、「熊穴の大杉」は展望場
付近の山道から少し(100M位)入った所
にあるのではないかと思う。
このルートの全体的な印象として、先に登
った前岳と比較すると、細い灌木が多いよ
うに思う。これも推測であるがこちらの尾根
は富士山からの吹き下ろしが直接当たるか
らではないか?前岳の方が巨木が多い。

2009,4,3撮影

アクセス
山神社の駐車場から愛鷹山荘まで40分。
富士見峠から展望場まで45分、富士見
台まで45分。下りは1時間半見ておけば
いいだろう。
加藤さんの話によれば、愛鷹山登山の殆
どの人が、最高峰の越前岳や黒岳辺りを
歩くそうである。道標も沢山ある。

参考
HP「峠のむこうへ」の一節に富士見台につ
いて「富士の撮影に一生を捧げた岡田紅
陽が戦前戦後を通じて幾度か撮影に訪れ
たと案内板にはあります。昭和13年発行の
五十銭紙幣の図案はここから撮影された
富士が描かれているそうです。」が、この看
板はありませんでした。

アザミ平付近のモミとブナ(小山町) のんびりハイキング


全山こんな自然林です


景色のよいアザミ平
コブ左は大洞山


自然環境保全地域の看板※


モミ1 全景


その根元


モミ2 その根元
山道から30M入る


こんなに曲がったモミもありました
モミ2近く 山道から20M入る


モミ3 上部
山道から30M入る


その根元


モミ4 上部
山道から30M入る


その根元


ヒメシャラも本数はあるがどれも細い。
土が合わないのではないか?
それと幹の色も赤ではなく白い



大洞山の手前の引き返したピークに
あった倒れたミズナラ。根の直径
3Mはある。それでも生きていた


ブナ1 全景
山道から10M入る





ブナ2 全景
山道より50M入る


その根元
真ん中の幹が半分折れている


ブナ3 全景
山道より50M入る


ブナ4 全景


ブナ5 全景
山道から20M入る


ブナ5近くの半分倒れたブナ
根が剥き出しになっている
それでも生きている


ブナ6 全景


ブナ6付近の様子。殆どが
ブナで優勢である
駿東郡小山町と山梨県山中湖村との県
境 アザミ平付近

モミ1 最大のモミ
目通り 2.7M
樹高 15.0M
樹齢 200年前後 推定

モミ2
目通り 2.5M
樹高 20.0M

モミ3
目通り 2.5M
樹高 20.0M

モミ4
目通り 2.7M
樹高 20.0M

ブナ1 最大のブナ
目通り 4.5M
樹高 15.0M
樹齢 300年前後 推定

ブナ2
目通り 4.0M
樹高 15.0M

ブナ3
目通り 3.0M
樹高 15.0M

ブナ4
目通り 3.0M
樹高 15.0M

ブナ5
目通り 3.0M
樹高 15.0M

ブナ6
目通り 3.0M
樹高 20.0M
先の愛鷹山荘付近の登山で家内が膝を
痛めてしまったので、軽い山歩きにと言う
ことで再度三国山を登ろうとやって来た。
が、篭坂峠にさしかかったとき急に気が
変わり峠の東山稜を大洞山辺りまで行っ
てみようと変更することにした。
この山は歩いたことはなく、また須走か
ら見るとなだらかな尾根が続き、全山自
然林に覆われて見え、なかなか魅力的
に感じる。
峠の所に「三国山ハイキングコース」の
道標があり車を入れるとすぐ公園墓地が
ある。駐車場に車を止める。登山道は墓
地の先に付いている。するといきなり「こ
の道は台風により荒れています」のバリケ
ードがあるが無視して迂回する。
あとはなだらかで、気持ちのよい自然林
の中の道が続く。荒れた所など1カ所も
なかった。こういう看板は早く取り外して
欲しいものだ。
15分ほど行って立山(たちやま)の分岐
の手前に大きなモミ(モミ1)があった。こ
の辺はモミが多い。分岐を過ぎた先の左
手に大きなブナ(ブナ1)が頭をのぞかせ
た。山道を這い上がり根元に行くとその
巨大さに、ここにもこんなブナがあったの
かと感動が湧き上がる。
アザミ平を過ぎると道は更に緩やかにな
り高原を歩くような感覚になる。この先の
少し急になった辺りからブナが目立つよ
うになる。大体が直径50p以上で1M位
のも何本かあった。それと気が付いたこと
だが、ここのブナはスラッと伸びるタイプ
と伸びずに幹分かれして横に広がるタイ
プがあるようだ。
ピークに付くと倒れたミズナラがあり、大
洞山が先に見えたが行くのは諦めた。
この山稜は自然林が残され気持ちよい
ハイキングが楽しめる。夏や秋にもう一度
来てみたいという気になった。新緑には
少し早かったがその時期もいいだろう。
ただブナやモミ以外は大きな木はなく、
どうも富士山の火山灰が降りかかってや
せてしまったのではないかと思う。
※私の愛読のHP「峠のむこうへ」の一節
に「この尾根道は1965年静岡県スポーツ
祭の山岳競技でコース整備されたそうで、
1975年に自然環境保全地域に指定され
ている。」とありました。(調べている人は
調べているいるのですね)
※更に最新版では小山町が須走5合目
から金時山までの43qを「富士箱根トレ
イル」として今年中に整備すると載って
いました(2009,7,20)


2009,4,16撮影

アクセス
篭坂峠より登り1時間30分、下り1時間
みておけばいいだろう。




2009,5,11
新緑のブナを見に訪れてみました。

木々はすっかり新緑で覆われていました。
こんな気持ちのよい新緑が続く所は
日本でもそう多くは無いでしょう。
10種類位の小鳥の囀りが聞こえてきます


ブナに着生した白い花
花はイワツメクサ(高山植物)
に似ていますが葉が違う※


   
盛夏のブナ                          シオジ(多分)目通り1.0M 樹高10.0M

葉が茂った登山道
(実際はこの写真よりかなり暗い)

富士北麓公園(富士吉田市営)
(R138富士急ハイランド東400Mを
富士山方面に15分)
長引く梅雨で道もぬれていると思い、軽いハイ
キングを兼ねて3度目の大ブナ見学にやって
きた。火山灰のせいか水はけがよく、ぬかるん
ではいなかったが、湿った道だ。5月の時は新
緑で気持ちよい道であったが、葉で鬱蒼とした
森に変貌、暗い森に些か驚いてしまった。この
道はもう少し葉が少ない新緑か紅葉の秋がい
いだろう。
立山分岐の100M手前に多分シオジであろう
木を発見。この木は沢筋に多いらしいが、ここ
には沢はない。シオジとすれば珍しいと思うの
で大きくはないが載せることにした。
来る途中富士北麓公園の看板が目にとまった
ので、初めて立ち寄った。球技場を配置した公
園で、自然林が意外に多く残されている。コナ
ラ、ミズナラ、クリ、マツ、カエデが多く、木陰は
涼しい。散歩程度なら無料だ。

2009,8,3撮影

※図鑑を調べていたら、ナデシコ科のワダソウ
という花のようだ。低山から亜高山の乾いた林
の中に生え、本州(東北〜中部)、九州に分
布する。花は4〜5月。極近い花にヒゲネワチ
ガイソウがあるがワダソウにほぼ間違いないだ
ろう。(2009,9,22記)

須山浅間神社の社叢(裾野市)
  
スギ1(最大)                     スギ2
  
スギ3                          鳥居と本殿の間のスギ

タブノキ



目通り5.0M以上のスギ所在図
裾野市須山柳沢
浅間神社

社叢として裾野市指定天然記念物
スギ1
目通り 7.0M
樹高 35.0M
最大のもの

スギ2
目通り 5.0M
樹高 30.0M

スギ3
目通り 7.0M
樹高 35.0M
これもかなり太いです

タブノキ
目通り 3.0M
樹高 20.0M
私は10年ほど前、静岡県の「県」指定の
天然記念物の見学をしようと「巨樹の旅」
を始めたのが動機で、従って未だ持って
「市町村」指定の天然記念物の資料は1
つも持っていません。
愛読の「人里の巨木たち」に裾野市指
定の「須山浅間神社社叢」にかなり大き
なスギが載っていたのでやって来ました。
この辺りは富士山登山(富士講)の須山
口として鎌倉時代から拓けていたようで
す。須山口から富士山に登る人はこの
神社に参拝し身を清めてから発ったの
でしょう。
スギ1と3は県の指定を受けてもよいよう
な大きさです。

アクセス
須山の交差点から5分位

2009,7,8撮影


フジサファリパークの交差点のモミとフジキ(裾野市)
 
モミ                             フジキ

モミの根元

奇数羽状複葉のフジキの葉


裾野市須山
サファリパーク交差点

モミ
目通り 3.55M 実測値
樹高 10.0M
太さは県下でもトップクラス

フジキ
目通り 3.0M
樹高 15.0M
根回りは1M以上あるだろう
肌は滑らかである

仕事が終わった後富士山方面にドライブ。
富士宮からスカイラインを上って西臼塚辺
りまで来ると凄い霧で視界が20M位(時に
は10M)でやっとこ運転する状態であっ
た。
水ケ塚からグリンパルを下りサファリパーク
の交差点まで来ると霧はやっと無くなった。
その交差点の森に大きな木が立っていた。
近づくとモミであった。周りが森なので今ま
で何十回と通った道であったが気が付かな
かった。恐らく一日に何千台と車が通って
いるが気が付く人はまずいないだろう。太
さは県下でもトップクラスであるが何故か
樹高が低い。この森は本当に木が鬱蒼とし
ていて昼間でも葉が茂りかなり暗い。ふと
奥に目をやるともう少し細めであるがモミ
が3本見えた。
更に10Mほどの所にえらく株立ちした木
が立っていた。樹種を調べようにも他の木
が邪魔をして葉が見えない。1.5Mほど
上の幹にひこばえのように写真の葉が出
ていた。フジキである。葉の縁は全縁で
少し波打っているのが特徴だ。フジキは
今までに2回見たことがあるだけで比較
的珍しい木でそれも株立ちはしていなか
ったが、こんなにも株立ちをするものがあ
るということを初めて知った次第である。

2010,6,12撮影

定輪寺のシダレザクラ他(裾野市)

本堂前                              本堂左

階段左                     階段右
裾野市桃園
定輪寺

シダレザクラ
目通り 2.5M
樹高 10.0M
本堂左


目通り 2.2M
樹高 8.0M
本堂前

イトヒバ
目通り 2.2M 実測値
樹高 10.0M
階段左


目通り 2.75M 実測値
樹高 10.0M
階段右

連歌師宗祇の宝篋印塔を見ようと
やって来た。
宗祇は東国に行く途中2回この寺
に来たそうだ。そのことがあって箱
根湯本で客死した時、遺言でこの
寺付近に埋葬されたそうだ。
よく手入れの行き届いた寺で樹木
も程良く植えられている。
シダレザクラにしてもイトヒバにして
もまだ巨木とは言えないが、これか
らももっと大きくなって行くだろう。

2011,1,19撮影

アクセス
裾野市役所近く。



霊山寺のイチョウ他(沼津市)
りょうぜんじ
  
見事なイチョウです、枝が少し枝垂れているのが風情がある。
  
イヌマキ                     その後ろにあった100?観音

寺の前の歩道のプレートから図のみ抜粋。江戸時代の絵だろうか?駿河湾に狩野川が流れ込み
その周りに住宅が見える。その後ろが霊山寺と香貫山である。
下の写真と向きが逆であるが対比が面白い。

香貫山手前の山頂より沼津市を俯瞰する。背後は愛鷹山、富士山は雲で見えなかった。
沼津市本郷町
霊山寺(りょうぜんじ)

イチョウ
目通り 5.0M
樹高 25.0M
雌株

イヌマキ
目通り 2.5M
樹高 20.0M

・                     ・

宝篋印塔を見ようとやって来た。
寺の前に来ると山門の前に大きなイチ
ョウが目に飛び込んだ。このイチョウと
いい、周りの風景がちょっとあかぬけた
京都のような雰囲気のする寺だ。今は
枯山水だが秋の黄葉はさぞ綺麗だろ
う。
山門をくぐると本堂が見えるが、庭も手
入れが行き届いていて気持ちいい。
脇を通って奥に進むと大きなイヌマキ
がある。その奥の塀に沿って100体ほ
どの観音様が並んでいた。
墓は道路を隔てた奥にあり、墓地から
裏に見える香貫山に時間があったの
で急遽登ることにした。

一番上の墓の所から登山道らしき道が
あったので取り付いたが道は不鮮明で
所々ヤブになっていたが、標高差200
M足らずなので強行して登る。道が現
れたり消えたりで尾根に沿って適当に
進む。この道は何だろうか?子供達が
冒険ごっこでもする場所かもしれない。
登り切ったところはガードレールのある
山頂直下の車道に出そこから5分で香
貫山山頂手前の山頂だった。パラボナ
かドコモのアンテナか?展望台になっ
ていた。景色はよかったが、風が強く冷
たいので早々に引き上げる。
帰りはガードレールに出た直ぐ下に木
の階段があったのでここから下りる。所
がこの階段は何時造られたかしれない
が(相当前と思う)、歩幅が広く段差が
大きい、しかも年数が経っているので
土が流され歩きにくい。これなら階段が
ない方がましなくらいだ。歩く人のこと
や登山というものを全く知らない人が造
ったとしか思えない。沼津アルプスとし
て結構登る人もあるようなのだが(山頂
に沼津アルプスの案内図があった)、こ
んな階段を登っているのだろうか?行
政ももう少し登る人のことを考えて造っ
て欲しいものだ。この道は墓地の100
Mほど北の住宅地にでたが、そこには
登山道の道標もなかった。市としては
廃道のつもりなのだろうか?

2011,2,」9撮影