その他 東部地区



 旧 芝 川 町(現富士宮市)
2010,3,23合併

西山本門寺の大イチョウとイヌマキ


イチョウ
富士郡芝川町西山
芝川町指定

樹齢350年
右 メス
左 オス
秋には大分銀杏が採れるようだ

1999,12,10撮影


イヌマキ
富士郡芝川町西山         
芝川町指定

目通り 2.8M
樹高 21.0M
樹齢350年

1999,12,10撮影

芝川町のシダレザクラ


アクセス
国道52号から富士郡芝川町芝川駅
に抜ける途中塩出というところの民家
にある
当日はサクラも満開で数名のカメラマ
ンがきていた
天然記念物にはなっていないが静岡
県ではトップクラスの大きさではないか

2000,4,8撮影




この木なあに?モンスター?(芝川町)




富士郡芝川町猫沢

樹高約10m
猪之頭のミツバツツジを見て帰る途
中妻がアレ何?ということで偶然見
つけた
フジがスギの木にからみつきフジの
塔のように見える スギが完全に隠れ
てしまっている
フジの根元も結構太い。スギと同じ
くらいある 写真上右
木にからみついているフジは多いが
畑の中に忽然と立っているのは珍し

どうも所有者が意識的にしたようだ
根元の太さもかなりある
100年くらいは経っているかも。200
年くらいたつと天然記念物かナ**
こんな木にあうのも旅の面白さかも

アクセス
芝川駅から車で15分

2000,5,17撮影

諏訪八坂山神社のケヤキ





芝川町下柚野
諏訪八坂山神社

町の古木の看板
樹齢400〜500年
目通り 4.5M
樹高 20.0M
静岡県でもトツプクラスであろう

アクセス
身延線芝川駅より車で20分

2001,5,13撮影

祥禅寺のヒヨクヒバ




富士郡芝川町内房(うつぶさ)
祥禅寺

ヒヨクヒバ(イトヒバともいう)
目通り 3.0M
樹高 22.0M
町の古木の看板あり

スラッと上に伸び姿が美しい。
ヒバとしては県下一ではないか
と思う。近くを通り偶然見つけま
した。

2009,3,13撮影

アクセス
JR芝川駅より車で10分


石神峠のフジキ

葉は細長く、縁が波打っている
細かいギザギザもある、長さ6〜7p

木の脇の石仏

赤線2012,3,13に歩いたル−ト
富士郡芝川町上稲子
石神峠(山梨県南部町下佐野県境)

フジキ
目通り 3.0M
樹高 20.0M
樹齢 200年前後か

愛読のHP「峠のむこうへ」に石神峠が載っていた
のでやって来た。氏は峠の看板に「石神峠の歴史
に思いを寄せてはいかがでしょうか」と書かれてい
ることに対し、林道で昔の峠道をなくしておいて白
々しいと嘆いて見せた。兎も角この道は「身延道」
として、富士宮−桜峠−稲子−大田和(廃村)−
八木沢−内船か八木沢−思親山−佐野峠−大
島峠−身延への信仰の道、商業の道であった。ま
た武田軍はこの道を越えて駿河の今川を奇襲した
という。
この林道は5年ほど前に開通したらしいが、来て
みると周り一帯はスギヒノキの植林帯で、人影は
なく、正に木を運ぶための林道であった。スギは
どれも細く、間伐が行われていないのが心配だ。
峠には石塔や石仏があり「身延道」であることを
彷彿とさせてくれる。そこに1本大きな木が立っ
ていた。樹高は高く、幹には苔が付き肌が分か
りにくい。樹高が高く双眼鏡で見ても葉の形が分
からない。小振りの葉で、垂れているように見える。
落ちている葉を持ち帰って家で調べることにする。
いずれにしても余り見たことのない木のようである。
家で調べると、どうもマメ科のフジキという木らし
い。葉の縁が波打っているのが図鑑の葉と似て
いる。ここに自生したのかそれとも植えたのか?
私はご先祖様が峠の目印にちょっと珍しい木をと
植えたような気がする。フジキはずっと以前山梨
県都留市の三輪神社で一度見たことがあるだけ
だ。三輪神社の方が太いが、この木位が最大の
ようである。工事のせいか根が一部露出している
が何とかならないだろうか。
それにしても「峠の・・」氏はこの木については一
言も触れなかった・・・。圧倒するほどの巨木でな
いことは確かだが。時々木についても書いている
氏ではあるが。

アクセス
上稲子落合集落から林道に入って30分位。南
部町天子湖からも入れる。
看板によれば、昔この峠に博打小屋があり、馬
子達が博打をやったとか、なかなか面白い峠な
のである。

2009,7,8撮影
天子湖を一周(追加) 
図鑑によると「ヤマセミ」は最近「ダム」
にもいるというのでやって来た。
内船から入り秋元ダムの入口の路肩に
車を止める。5分も歩かないでダムに着
いた。このダムは知らなかったのだが日
本軽金属のダムで意外であった。日本
軽金属はアルミニウムの精錬会社であ
るが大量の電力を使うということで、ある
意味では「電力会社」でもある。側に
発電所はないが地図を見るとズッと下
の富士川との合流地点にある。
そのダムの上部を渡って反対側に着
く。管理室もあり管理人がいる様だが
何も言わなかった。簡単な柵があり開
けて山道に取り付く。最初は湖畔から
それほど離れていない所に付いてい
たが途中から上方に向かっていた。か
なりよい道で歩きながらこれが昔歩か
れた「身延道」で石神峠につくのでは
ないかと感じた。案の定20分くらいで
石神峠に着いた。
石神峠は以前来たままであったが、昨
年9月の台風で倒木が何本かそのま
まであった。道は少しずつ北に下って
いた。20分くらいは車も通れる状況
だ。しかしその先は落石が多くなり車
両は通行不可だ。峠の所に「この先
車両通行不可」位の表示は欲しいも
のだ。凡そ1時間位歩いて天子湖の
上流の天子湖大橋に着いた。
今度は西岸の車道を秋元ダムの入口
まで戻ることにする。歩いていると所
々昨年の台風のツメ跡があって工事
をしている。その土砂の量を見るとそ
の凄さと恐ろしさが分かる。しかしこの
奥の上佐野にも人は住んでいるので
ほっとくわけにはいかない。復旧に
相当な予算と労力を要している南部
町役場も大変なことだっただろう。工
事の人と話をしている時直ぐ近くでミ
ソサザイがしばらく鳴いていた。

アクセス
天子湖一周3時間くらいです。私たち
は目的があって一周しましたが、ただ
歩くだけでは一周する人はいないの
ではと想像する。今はダムもできまた
通行不可の林道もあるが、できる以前
はいわゆる「身延道」の古道であって
芝川、富士宮方面の人が商業や参
拝で訪れた道であったと思われる。

2012,3,13訪問

長貫の臥龍のマツ?
         がりょう

南から

正面から
 
北から                     内側から
 
根元付近
富士宮市芝川町長貫
佐野宗男様方

クロマツ
幹周囲 1.2M 根元近く
樹高4.0M

最初にお断りしておきますが、佐野
様ご不在のため勝手に撮影並びに
掲載させて頂きましたことをお詫び
いたします。
下部に行くため富士川沿いを遡り
芝川町を進むとなにやらマツが目
に入ったので行きすぎたが戻り見
ることにした。この道も何度かとお
ったことがあるが今まで気づくことは
なかった。
マツは門付近から南北に大きく枝
を広げ、南は約10M、北は約7M
ある。まるで龍が寝そべっているよう
で勝手に「長貫の臥龍のマツ」と命
名させて頂いた。根元はやや細い
もののくねっている。佐野様に少し
話を聞きたかったのだが玄関の鍵
はしまっていた。※
私の感では樹齢は多分150年は
経っているのではないかと思う。佐
野様一代ではここまで大きくはなら
ないだろう。手入れもよくされてい
る。よく行く山梨ではこれ以上のマ
ツもあるが静岡県ではこれ以上の
ものは知らない。少なくても”町の
天然記念物”になっても良さそうに
思うが所有者が断ったことも考えら
れる。その辺をお聞きしたかった。
今日はこの木を見てえらく得をし
たような気になった。

2010,10,14撮影

※1/18前を通ると玄関が開いて
いたので、車を止めて尋ねること
にした。生憎来客中で、手短に2
点だけ伺った。樹齢は→300年と
言われているが・・・。天然記念の
指定は→今のところない。とのこ
とであった。



八幡宮のイチョウとエノキ

イチョウ 天然記念物になってもよい大きさと姿もよい               イチョウ こちらはかなり細身で枝も欠けがちである
富士宮市芝川町上長貫
八幡宮

イチョウ
目通り 6.1M 実測値
樹高 30.0M

イチョウ
目通り 3.3M 実測値
樹高 15.0M
雌株 銀杏が落ちていた

エノキ
目通り 4.2M 実測値
樹高 10.0M
根元に空洞、樹冠が5M程の所で折
れて、しかも裏に回ると幹の芯が半分
むき出しになっている。極めて樹齢は
古いと感じた。

長貫の臥龍のマツから100M程上に
落葉の大きな木が見えたので来てみ
た。
道は身延線の上で大きく迂回する必
要がある。
境内に大木が3本、旧芝川町の看板
が付いていた。

2011,1,18撮影

アクセス
地図は上記を参照下さい

ズミ平付近のコナラ 

3本に株立ちのコナラ1
  
ヒメシャラが5本ほど道に沿って立っていました      尾根にはマメザクラが3本花を咲かせていました      尾根は灌木とススキ原でした   
 
鳥並登山口の石の道標 左西山 右は判読できず(身延道と書いてあるらしい)
富士宮市鳥並
ズミ平

コナラ
目通り 3.6M 3本の合計
樹高 15.0M

芝川の西に見える山がどんな山だろ
うとやってきた。鳥並にきて登山口が
分からないので缶のリサイクルの側の
民家に人影が見えたので聞くことにし
た。
すぐ側のゴミ集積所の所からと教え
てくれ、尾根には木材を運ぶ索道
があるという。
早速登りに取りかかる。最初は竹
林に付いた道でそこを抜けるとス

ギ・ヒノキ林となった。幅の広い抉
れたよい道で「古道」の雰囲気を
醸し出している。
10分ほど行くと二股に分かれ石
の道標が立っていた。左山○、
右判別できず。右の道の方が
よいのは分かっていたがあえて
左を選ぶ。所々不鮮明な箇所は
あったが、1時間ほどで尾根の索
道に出た。少し南に進むとススキ
の原の山頂があり、ここがズミ平
という所らしい。
その後引き返し尾根を北にすす
む。凸凹の四駆なら通れる道で
周りはコナラの灌木が多い。そこ
に写真のコナラが立っていた。ま
た近くには富士山周辺にあるとい

うマメザクラが白い花を付けていた。
ここは裾野からかなり離れているの
で意外であった。
帰りの下る道はその先にあった。広
い道でしばらく下りると先の道標の
所に出てほっとする。
この道は今は廃村になってしまっ
た下稲子の大間という所に続いてい
るそうだ。また教えて頂いた方の話
では昔この道を使って山の木を馬に
曳かせて下ろしたそうである。古道
であると共に抉れている理由がこれ
で分かった。

2011,4,5撮影
コナラ2を追加

コナラ2

ズミ平?はススキの原であった。石造物は見付けられなかった。
コナラ2

目通り 3.7M
樹高 20.0M

2週間おいて再びやって来た。
コナラ2は1より100Mほど南に
あってこちらの方が少し大きい。

前回も行ったズミ平に来て、ある
と教えられた石造物を捜したが
ススキの原で見付けることはで
きなかった。
帰りは仮称大間峠(廃村の大間
に敬意を表して付けさせて頂き
ました) に来て、大間への道
を確認しましたが、今は歩く人は
いないのか不鮮明でした。

2011,4,20撮影
  
仮称大間峠(木に白いペンキ)から鳥並への道。                           同富士山を望む
反対側の大間への道は不鮮明であった                                       ・
   
登山口にはニリンソウの群落があった。やや大きめの  竹林の先の分岐にある道標。「右みのぶ」と   えぐれた山道。身延への古道であるとともに
イチリンソウも少し咲いていました。尾根には黄色い   はっきり読めました。                木材を切り出した道だ
花のミツバツチグリも咲いていました。
 
帰りは足を伸ばして稲子に抜けました。ユートリオの少し先の棚田の中に(伝)平維盛※の墓が
ポツンと立っていました。富士川の合戦の際飛ぶ鳥に驚いて逃げた武将です。屋島の合戦の
後出家したとも那智の滝に入水したとも”謎”の多い武将です。墓がここにあるのも
謎ですが五輪塔の様な立派な墓でした。(少し先の消防団の建物の所を上に上る)
※たいら‐の‐これもり【平維盛】 平安末期の武将。重盛の長子。左近衛少将。その姿が美しかったので桜梅少将と通称。 源頼朝と富士川に対陣して水鳥の羽音に驚いて敗走。一一八三年(寿永二)源義仲を討 とうとして礪波山(トナミヤマ)に敗戦。屋島の戦後出家し、那智で入水したとも、病死した ともいう。(11571184?)  (広辞苑より)


棚田と維盛の墓
維盛の墓の周りは苗代が
あり水が張られていました
が、過疎なのか殆どが休耕
田でした。
ヤマザクラを追加
 
林道には木材運搬のキャタピラーの跡が                           100m先に重機が・・・・。

竹林上の倒木の状態
富士宮市鳥並

ヤマザクラ
目通り 4.0M
樹高 15.0M
3本の幹の合計

1年ぶりにやってきた。
昨年の台風の影響か、竹林の上
は倒木で通りずらかった。それ以
外は大した影響はなかった様だ。
尾根に出ると昨年は幅2Mほどの
林道が3M幅になりキャタピラー
の跡がずっと付いていた。どこま
でつずくのだろうと、その跡をつけ
てみる。
道はズミ平を超えて更に1つ南の
ピークの先で造成の重機が動い
ていた。材木を運ぶキャタピラー
も通っていた。
このヤマザクラはその近くで見付
けたものだ。

2012,3,28撮影

倒木はや除去される
 
すっかり綺麗になりました
今日もズミ平に登ろうとやって来た。登山口に来ると上の方からチェンソーの音が聞こえた。
ひょっとすると倒木を片づけてくれているのではないかと思い登る。現場に来ると2人がいて
案の定倒木の除去がほぼ終わる所だった。1人は一昨日ここで会った方で区長さんにお願
いして一緒に除去をしてくれた様だ。ボランティアだと思うがこの素早い対応に脱帽、感謝
申し上げて更に上を目指した。(2012,3,30撮影)

福石神社のヤマモミジ?
 
イチョウ 目通り2.5M
富士宮市大鹿窪
福石神社

ヤマモミジ?
目通り 2.0M
樹高 15.0M
市保存樹木

静岡新聞社刊「しずおか自然史」
P32に富士川断層の露頭部が見
えると載っていたのでやってきた。
本によれば富士川河口から北へ
35qがこの断層であり、ここに高さ
1.5Mの「ずれ」が見えるという。
実際は本の写真ほど明瞭ではない
が上のイチョウの後ろの黒ずんだ
所がその場所らしい。この断層は
過去1万年の間に少なくとも5回の
大地震を引き起こしたそうである。
「東海大地震」の引き金になること
もありえると本には書かれている。
話を木に戻そう。神社に来てみると
桜が満開で綺麗であった。鳥居を
くぐると奥にヤマモミジの保存樹木
が立っていた。ヤマモミジの親木は
イロハモミジで日本海側に多いとい
う。葉がイロハモミジより大きいらし
い。長野県北部辺りにも多いらし
い。この木は植栽と思われるのでこ
こにヤマモミジがあっても不思議で
はないが・・・。一応?マークにして
おく。神社の裏は新築の公民館で
あった。
またここに縄文時代の遺跡が出て
今は埋め戻されたらしい。

2011,4,13撮影

西山のヒヨクヒバ
富士宮市西山

ヒヨクヒバ
目通り 3.4M
樹高 20.0M
樹齢 250年
看板による
富士宮市指定天然記念物

芝川駅からR75を北に進み
芝川を渡った右に数軒の民家
が見える。その民家の裏手に
このヒバは立っている。その
裏手は墓地で天明やら嘉永
やら寛永やらの古い墓も散見
された。
姿形の美しい木だ。

2011,4,20撮影