旧 下 部 町(現身延町)

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一色のニッケイ

下部町一色4713
依田さん宅

S36,12,7県指定 
目通し1.6M
樹高8.0M
樹齢200年

ニッケイ(肉桂、ニッキ)はクス科の植物、
中国雲南省原産で享保年間日本に渡
来。皮は漢方薬として利用された。その
根はお菓子に利用され、私も小さい頃
お祭りでその根を買いしゃぶったもので
ある。ニッキ飴は今でも売られているよ
うだ。この木は日本に来た当初のものと
考えられ、どうしてこんな山奥に植えら
れたものかロマンを誘う
木の横に「誰が植えしか・・・」のこの家
の主人の立派な歌碑がある
アクセス
52号飯富橋から15分入り、依田
製作所の手前の橋を渡り急な山道
を10分ほど登る
少し心寂しくなるが、我慢して






2000,12,11撮影

嶺の大ケヤキとスギ
下部町嶺
岩崎雅人さん屋敷内神社

ケヤキ 出所100選
町指定 4本
目通り 6.2M 最大
樹高 30.0M 最大
樹齢800年

社を取り囲むようにある
以前は6本あったそうだが、大正
8年と昭和34年の台風で2本が
折れたという。樹齢はその時の切
株を数えたという

スギ
目通り 7.3M
樹高 30.0M

ケヤキから北へ山道100M入る
裏に回ると10M以上上から根元
へかけて幹がさけて落ちている
大きな枝が折れた時裂けたのか
もしれない。これがなければ天
然記念物間違いないだろう

アクセス
R414大山分岐の先左上に5分
上る

2001,6,23撮影

湯之奥のウラジロガシ群

湯町ほたるの里

下部町湯之奥
山神社 出所100選

ウラジロガシ群
町指定
目通り 3.6M 最大
樹高 16.0M 最大

日本の北限に当たるという(注−実際には
宮城、新潟辺りまで分布があるようだ)
根元に空洞がある
他にモミ目通り3.0Mやスギなども
生えている

アクセス
下部温泉より車で15分

付近には武田信玄飯山跡や手
前に町営ほたるの里(祭6月中旬)
などがある

温泉の好きな人は下部温泉でゆっくり
するのもよいだろう

なお湯之奥のすぐ下の車道で道を
横切るニホンザルとヤブに逃げ込む
タヌキを目撃

2001,6,23撮影

端足峠への原生林  
はした

モミ林

最大のブナ

枯死したブナ目通り4.5M 他に3本も

最大のミズナラ

イヌブナ 根元に若葉の首飾

幻想的な霧の原生林

端足峠 1265M
(ライオンズクラブ設置の道標)

中腹からの本栖湖

本栖湖と北方の山 (南岸から)

神秘的な本栖湖と富士 (西岸から)
下部町釜額(かまびたい)
端足峠

ブナ 無指定
目通り 4.5M 最大 1本
           〃 枯死 4本 
     3.0M 2本
 何故か枯死が多い。自然の摂理とは
 いえ残念だ     
     
ミズナラ 無指定
目通り 4.5M 最大 1本
     3.5M 2本
ブナもミズナラも山梨県で最大級である

自宅を出たのが遅く本栖湖に着いたのは
二時半頃であった。本栖湖の南の竜ケ岳
に登れば一本くらい大木があるのでは位
の気持ちで登り始めたが、15分ほど登る
とモミやブナの大木が見えてきた。これは
すごい!と思い、更に登ると今度はミズナ
ラの大木ではないか。ヤマザクラの大木
(目通り1.0M前後のもの)やイヌブナも
多い、ヒメシャラもすくないがある。コマド
リも鳴いている。峠に近ずくにつれ逆に
大木は少なくなる。一番多いのは本栖
湖900Mにたいし標高1100Mか、30
分くらい歩いた辺りである
霧に包まれた原生林、登山者以外まだ
知られていないブナやミズナラの大木
が秘密のベールに隠されていた
それを発見できこのように紹介できること
に満足と喜びを感じている自分ではある
アクセス
本栖湖畔南岸ゲート近くに登山道入口
看板あり、ここから端足峠まで整備され
広い歩きやすい尾根道が続き、峠まで
標高差300M以上あるが道の作りがよく
1時間で比較的楽に峠につく。
今回峠でやめたが道は竜ケ岳、雨ケ岳、
東海自然歩道に分かれる

注意  2002,5,20再訪問
5,8に西岸より行ったときはゲートは
開いていたので、今回東岸より行こうと
したら青少年スボーツセンターの先で
ゲートが閉まっていた。引き返し西岸か
ら行ったらこちらのゲートも閉まってい
た。
どうもこのゲートは5月連休と夏のシー
ズンのみ開けられるようだ。工事中とあ
るが何の工事もしておらずこういうように
閉鎖しているのは残念なことである。

2009,5,29
南岸を東から通ったらゲートは開いて
いた。西のゲートも開いていた。どうい
う基準で開けたり閉めたりするのだろう
か。その代わり?自衛隊が本栖湖で渡
渉訓練をしており、そのものものしさに
驚いてしまった。



2002,5,8撮影

本栖キャンプ場のオオモミジ

木の後ろにバンガローが見える

キャンプ場横の登山口入口の道標
見延町(旧下部町)釜額
本栖キャンプ場内

オオモミジ(多分)
目通り 2.5M
樹高 20.0M






佛峠に登る際、キャンプ場の中を通らざ
るを得ない。木はバンガロー近くに立っ
ていた。
葉はイロハカエデより大きく、葉の肉質も
違う。多分オオモミジであろう※。カエデ
は成長が遅いと聞くのでこの木当たりでも
200年位は経っていると思われる。

なおキャンプ場は湖の見える湖畔の林間
にある。美しい富士を見ながらの自然探訪
はすばらしいだろう。
(参考)
建物は身延町のものですが、管理は観光
センターが行っています。
バンガロー6畳クラス1棟、5、000円から
ほか貸毛布等あり。シーズン4−11月まで
TEL0556−38−0559

2009,5,21撮影
※2009,5,29再訪問 5/21にはイロ
ハカエデとしましたが、葉をよく見るとオオ
モミジと思われます。

道標20M奥の看板
(平成13年設置)

佛峠北のツガほか のんびりウォーキング
ほとけとうげ
    
   ツガ1                           ツガ2(木の左に折れた枝が見える)

イヌブナ1

イヌブナ2

イヌブナ3(右)と4(左)

イヌブナ3の大きなウロ

頂上の道標
←本栖湖、→釜額、↑御飯峠

本栖湖ブルー(というらしい)
の湖面が林間に見える

ズッとこんな感じの山道を行く
見延町(旧下部町)釜額
佛峠付近

ツガ1
目通り 3.5M
樹高 25.0M
かなり大きなツガです

ツガ2
目通り 3.5M
樹高 20.0M
かなり大きなツガです

イヌブナ1
目通り 2.0M
樹高 10.0M

イヌブナ2
目通り 2.5M
樹高 15.0M

イヌブナ3
目通り 3.0M
樹高 20.0M

イヌブナ4
目通り 2.0M
樹高 20.0M

前回の中道往還の右左口宿(峠)に次ぎ今回
もHP「峠のむこうへ」に載っていた佛峠を訪れ
た。
佛峠は東の中道往還、西の駿州往還、富士
川水運を結ぶ連絡路であったそうだ。朝霧高
原の根原−端足峠−本栖湖−佛峠−釜額−
古関(下部)に続く道であった(この道を長坂
往還といったらしい)。町誌によれば明治34、
35年頃は松明を照らして昼夜を分かたず人


馬が往来したと書かれているらしい。その往
来故か釜額入口には信玄の時代から明治2
年まで関所が置かれ「入鉄砲、出女」を取り
締まっていた。HPより)。駿河湾のイサバや
塩を山梨に運び、帰りに炭や生糸を持ち帰っ
た商業ルートだ。身延線やR300が通ってい
る現在これらの道は、深田久弥が描いたよう
に「滅び行く峠」なのかもしれない。
道はキャンプ場の中を通り上に向かっている。
なだらかなオール自然林の気持ちのよい道だ。
10s、20sの荷物を担いで登った道なので
勾配をうまく付けてある。時として馬に乗せて
運んだのかもしれない。キャンプ場近くはナラ
ガシワが多いが、中腹以上はイヌブナが多い。
特に多いのは峠の200Mほど手前のガレ場
の前後である。大きい木は殆どがイヌブナだ。
これも珍しい。それとウロが目立つ。この種の
寿命は長くないようだ。これに引き替えこの山
ではブナは見つけることはできなかった。ヒメ
シャラも極めて少ない。
ツガは佛峠の10分北、1つコブを越えた所の
尾根から10Mほど西側に立っていた(道を間
違えた巧妙か。最初こちらの峠に来てしまっ
た)。その間隔は20Mだ。大きさもほぼ同じだ。
同じ親から育った兄弟といえるかもしれないが、
私は命名するなら「恋人ツガ」とでも名付けよう
か。堂々と凛とした姿が美しい。残念なのはツ
ガ2の太い枝が1本折れていることだ。
またツガの下には不鮮明な斜めに下る道が付
いている。調べてみるとコブを挟んで南の佛峠
(道標の佛峠)と北の佛峠と佛峠が2つあった?
らしい。北の佛峠から尾根道で釜額に下りる道
がこれかもしれない。

アクセス
キャンプ場から峠まで本当にゆっくり歩いて1
時間、帰りは30分である。

2009,5,21撮影
登山口のキャンプ場へ抜ける橋が崩壊
2012,5,29撮影
以前もこの橋はかなり傷んでいましたが
今日来ると写真の様に完全に崩壊してい
ました。
佛峠に行くにはこの橋を渡りキャンプ場
に抜ける必要がありましたが、不可能に
なり、登山口からではなく最初からキャン
プ場に入る必要ができました。
それにしても「峠道文化の森」の看板が
泣きますね。また佛峠の「古道」が最初か
ら寂しくなってしまいました。

栃代山神社の大クリほか 
 とじろ
  
               クリ上部                                     クリ根元

クリ全景

ナラガシワ
根元に水飲み場がある

ツガ
社殿と大クリの間にある

ツガと山神社
(上方から撮す)

立派な橋 但し崖崩れでこの先通行止
山神社はこの橋手前右に登り150M先
身延町(旧下部町)栃代
山神社

大クリ(多分)
目通り 5.0M
樹高 30.0M
山梨県一である

ナラガシワ
目通り 2.0M
樹高 20.0M

ツガ
目通り 2.0M
樹高 20.0M






先の佛峠の続きでまだ入ったことのない
栃代を目指す。昔は栃代から御飯峠を通
って本栖に抜ける道があったという。(峠を
越えれば川尻金山もあった)。甲斐常葉駅
の近くから本栖みちと分かれ栃代川沿い
に進む。道はよいがV字谷で山は深く距
離も長い。谷としては一級品だ。栃代の
手前にヤマメの里の看板が見えたので立
ち寄る。町営の施設で生け簀がありヤマ
メ釣りやバンガローが楽しめる。子供と来
れば最高だろう。看板で知ったことだがこ
こに県の天然記念物ハコネサンショウウ
オが棲むという。
栃代の集落を過ぎると道はダートになり慎
重に進む。1.5か2.0q位来たであろうか、
立派な鉄橋がある。釜額に抜ける林道らし
いが※崖崩れでここで通行止めだ。予算が
ないのか、これでは宝の持ち腐れだ。橋の
上を歩いていると何やら美しい鳥の囀りが
聞こえてきた。聞き間違えでなければミソ
サザイだ。渓流に棲むという。
橋の手前を堰堤の方に登り少し行くと毛無
山の道標があり、その先に山神社があった
(後で地図を見るとこの道は毛無山と雨ケ
岳の間のコルにでるらしい。現在歩けるか
どうかは、ご自身でご確認下さい)。神社の
奥に何やら大きな木が見えた。近づくとコ
ナラのようなミズナラのような膚をしている。
しかし葉が落ちてない。樹冠は高く他の葉
が邪魔をして葉が見えない。双眼鏡で見



ると何やら細長くてギザギザがある。落ち
葉を丹念に捜すとクリの葉が多い(但し、
今栽培のクリに比べれば遙かに小さい)。
イガもあった。そうかクリか。そうだとしたら
凄い。先に紹介した御坂みちから入った
屋敷入手前の大クリを抜いて山梨県一と
いうことになる。樹高も高く、傷みもなく樹
勢は大勢だ。全国でも5番位にランクされ
るだろう。神社には他にナラガシワとツガが
ある。
村を巡るとどこも空き家が多い。過疎の村
になってしまった栃代。しかし信玄の時代
には栃代金山があり元禄まで掘られていた
という。今は過疎のみが目立つが、江戸や
明治の頃山村に今の何倍も人口があった
時代があったようだ。村の他の神社には
抗夫が寄贈した鰐口と由緒に書かれてい
る。今は山神社訪れる村人も少ないようだ。
そのことが何となく寂しい。

2009,5,24撮影

※5/29釜額側からこの林道を通ってみ
たが、この林道はまだ開通しておらず工
事も現在行われていなかった。開通する
のはいつの日であろうか?

アクセス
甲斐常葉の本栖みち交差点より片道30
分。

塩之沢のナツメ

着生のセッコク(ランの一種)


身延町(旧下部町)塩之沢
民家

ナツメ
目通り 1.2M
樹高 5.0M
樹齢 250年 民家の伝承

下部の沢も大分巡り、残されたのがこの塩之
沢から伸びる椿川だ。沢沿いの林道を遡る。
3qいった所が終点だ。ご多分に漏れず過疎
の集落で、昔は10軒以上あったらしいが今
は2〜3軒だ。逆に別荘のような家も2軒ほど
あった。農作業の老夫婦に話を聞くと今は大
きな木はないという。この地は日蓮上人が身
延山久遠寺を建てる前、候補地として考えた
所であったが、父母の墓との方位が悪いとい
うことで止めたと言っていた。「峠のむこうえ
を見ると、下部川と佐野川の分水近くに御堂
山あるいは御堂平というところに御堂を建て
たとの記載がこのことであろうか。
諦めて山を下り身延線塩之沢駅300Mほど
手前に人がいたので付近の木のことを尋ね
ると家に250年のナツメがあるというので見学
をさせていただいた。木は門の入口に立って
いた。見るとかなりの古木のようで、幹全体が
人間でいえばシワくちゃで深い溝がある。その
シワにセッコクと言ったが、ランの一種が着生
している。一輪白い花が咲いていた。夫人が
植え付けたもので、この前までいっぱい花を
付けていたそうだ。ナツメは中国から入った
もので、大木になるものでないが、先祖の言
い伝えで250年になるというこの木は、かなり
の古木と思われるので載せることにした。

2009,6,12撮影


アクセス
身延線塩之沢駅から300M奥





湯之奥のシオジ
  

上部

根元
下から見ると幅1Mないが、横は1.5Mあり
楕円で重力を支えている

シオジの道路反対側のイタヤカエデ
目通り1.5M かなり斜めに生えている

湯之奥猪之頭線 立派な林道だ
(シオジ前) 12/中〜5/中閉鎖
背後は毛無山付近の山

登山口から1時間ほど奥

毛無山登山口 頂上まで3時間
身延町(旧下部町)湯之奥
湯之奥猪之頭トンネル300M手前

シオジ
目通り 4.0M
樹高 25.0M

2001年に中腹の山神社に来て以来、この
先の湯之奥猪之頭線は一度も通ったことが
なかったので来てみた。下部川沿いに林道
は付いている。渓谷は深く、一級品だ。特に
山梨県側は櫛形山やアルプスの林道を走っ
ているような気分にさせられる。トンネルを通っ
て静岡県側に入ると「トンネルを越えると・・・
」の小説ではないが、雄大な富士山が目の
前に見え、スギヒノキの植林も多く、雰囲気
が大分違う。また山梨側には武田の時代か
らの金山跡があり、看板によれば昔はこんな
山奥に千軒ほどの家があったという。明治ま
で砂金が採られていたらしい。日本のゴール
ドラッシュだ。
さてシオジはトンネルから300M手前2つ目
の大きな堰堤の下の林縁に立っていた。走
ってみてこの林道にはこれ以外大きな木は
なかった。でも1本だけでも大きな収穫だ。
それとシオジという木も知ることができた。シ
オジという木は私は初めて見る木で、木肌は
コナラやクリのようでもあるが、切れ込みが細
かく浅い。樹種が分からず葉をロープで引っ
かけて採取し家に持ち帰って同定を行った。
図鑑によるとヤチダモという木と殆ど似てい
るようだ。大きいものは高さ25〜30M、太さ
直径2.5M位になるものもあるようだ。但し分
布がシオジは関東以西、ヤチダモは岐阜県
以東となっている。北海道にも多いようだ。シ
オジは奥秩父や南アルプスの渓谷に多いら
しい。確か大月市北方の小金沢林道奥にシ
オジ林があるとの記憶もある。そんなことでヤ
チダモの可能性もあるが、ここではシオジとし
ておく。また葉はサワグルミとそっくりだ。サワ
グルミのふちは細かい鋸葉がより目立つ。幹
の縦筋が深いし、根元で分岐するものが多い。
シオジは単幹だ。この木とトンネルの間の路
端にはシオジの幼木が何本かあった。幹の
肌は滑らかだった。
道路反対側にはこれもイタヤカエデと思わ
れる木が立っていた。

2009,6,12撮影

アクセス
下部駅より車で30分
注意−冬季閉鎖あり。確認のこと。

甲斐常葉諏訪神社のケヤキ他

ケヤキ1                ケヤキ2

スギと天然記念物の看板

     鳥居下より撮影したの神社風景

本栖みち交差点からの社叢
槍のように尖ったスギ
身延町甲斐常葉
諏訪神社

S54,4,1町指定天然記念物
ケヤキ1
目通り 5.3M最大
樹高 20.0M
社殿裏

ケヤキ2
目通り 4.0M
樹高 15.0M
社殿横

スギ
目通り 4.0M
樹高 20.0M
鳥居近く
本栖みちを甲斐常葉まで来ると
左にスギであろうか、樹高の高い
木が何本か見えてくる。近づい
てみると諏訪神社の社叢である。
本栖みちはそれこそ何十回と通
ったが今まで通り過ぎてしまい停
めたのは初めてだ。
木は社殿を取り囲むように立って
いる。最大のケヤキは社殿裏に
立っている。
看板によればスギ8本、サクラ4本、
ケヤキ5本、カヤ2本、エノキ4本が
生えているそうだ。
建治元年(1275年)諏訪大社より
勧進をうけて建立された古い神社
である。

2010,10、14撮影

本栖みち北方の峰のケヤキほか のんびりウォーキング
 
アカマツ                        ケヤキ
 
百合切トンネルと手前のはしご               巻き道に延々と鉄の手すりが付いています   
 
山頂近くにある導水管の中継槽でしょうか?             鉄の階段を登ります
 
こちらの道には手すりというより土砂止め                 日本軽金属の注意看板
調べてくれて3日後都市対策室の
方より電話があり、その道は瀬戸と
いう所にある日本軽金属の発電所
の本栖湖からの導水管のための
道だということでした。職員でこの
道を歩いた人がいて日本軽金属
の関係だと教えてくれたそうです。
電話をくれた人は日本軽金属の
HPをみて「本栖湖水力発電」で
検索して確認したそうです(私は
見ていないが)。勿論直径1Mほ
どの管の穴を開ける技術はある
だろうが本栖湖から5q※はある
様に思います。蒲原にある工場
には直接送らずに電力会社に一
端売りまた安く買うのでしょうか?
これで謎がほぼ解明できました。
10/19には少し上にある鉄製の
階段を登って見ました。こちらも
発電関係とは最初思いませんで
したが、尾根近くに導水管の開
口部がありそこに立入危険の日
本軽金属の看板が付けられてい
るではありませんか!これで本当
に納得しました。
手すりは巡回や資材運搬の安全
のために造られたのでしょう。
最初のコースは長くずっと自然林
で紅葉の季節などは綺麗ではな
いかと感じました。取り立てて大き
な木はありませんでしたが、アカマ
ツとケヤキを取り上げさせて頂きま
した。

2010,10,14及び19撮影

アクセス
最初の道は往復1時間、次の道
は往復30分程度です。

※トンネルから本栖湖西岸までの
車での距離は3.3qでした(12/
2測定)
身延町中之倉

アカマツ
目通り 2.0M
樹高 15.0M

ケヤキ
目通り 4.00M
樹高 15.0M
根元にウロがあります。
変わった形のケヤキです




皆さんは山に行って恐い体験や
不思議な体験をしたことはありま
せんか?
今回は私の不思議な体験をお話
します。
本栖みちの北の尾根にやや大き
な木が見えたので百合切トンネル
入口の鉄のはしごのところから山
道に入りました。道は尾根に向か
わずに横に巻いています。山道と
してはよい道でしばらく行くと鉄パ
イプの手すりが設備されています。
何の危険もない所です。すぐ終わ
るかと思えば1q以上続いたと思
います。道は尾根につき更に山頂
らしき所に着きました。そこにコンク
リート造りの丸い貯水槽のようなもの
がありました。尾根を向こう側に20
0M程下ると再び手すりが見えまし
たがそこで引き返しました。
不思議に思うのは人が殆どこない
何の危険もないよい道に何百万円
もかけていること、民家もないのに
大きな貯水槽があること、それとこ
んなにいい道なのに道標一つない
ことです。何百万こんな山の中に
掛ける個人はいなし何か意味があ
るだろうと思い、役所しかないだろ
うと考え身延町役場に電話しまし
たがその日は知る人はいませんで
した。
野の花を集めて見ました (くるみ橋付近)

アキノキリンソウ                アキノノゲシ                  セイタカアワダチソウ これは背が低かった
                                                  米国東部原産、明治に渡来  

ヒキオコシ?(カメバヒキオコシかも)      リュウノウギク 少し山に入った所
コナラを追加

コナラ

芽吹きの見事なコナラ純林 貯水槽先

貯水槽より200M先、導水管がむきだしになり発電所
に向けて一直線に落ち込んでいます
コナラ
目通り 2.0M
樹高 20.0M

今日も本栖湖西岸の峰=中之倉峠
辺りに行こうと計画したが連休で大渋
滞、東名はやめて下部から本栖みち
に入り、以前歩いた日軽金の導水管
のある峰を目指す。
全山落葉の温帯林で芽吹きが始まっ
たばかりである。天気もよく静かで小
鳥の囀りのみ聞こえてくる。途中山道
で小鳥の囀りを聞きながら食事とす
る。なんと贅沢なことだろう!
貯水槽を過ぎ導水管が一直線に落
ちるところまでの尾根はコナラの純林
で芽吹きの様は見事と言うより他はな
い。

2011,5,4撮影
咲いていた花々
 
フデリンドウ 貯水槽近く 小さな花です            ヒトリシズカ 中間点 群落を作っていました
                                    線香花火が散ったような形です
コナラを追加

少し色好き始めた樹間に初秋の優しい光が降り注ぐ

ヤブマメ つる性 登山道の下辺り
コナラ
目通り 2.7M
樹高 15.0M

山頂の貯水槽付近のコナラ林に
立っています。
3本の幹の合計です。意外と太い
ので載せることにしました。
今日は台風15号の影響で登山
道は落枝、落葉で荒れていて整
理しながらすすみました。

2011,9,28撮影

中之倉峠のアカマツとブナ のんびりウォーキング
 
アカマツ(上の方が少々赤い)                             ブナ

登り始めは直径20〜30センチのコナラの純林でした
静寂そのもの、初冬の黄昏の本当に静かな森でした

昔あった5000円札の富士はここから撮ったといわれています(展望台にて、右は竜ケ岳)
(生憎富士山は微かにしか見えませんでした。今日は会いませんでしたが
富士山の写真家がよく来るのでしょう、ここまでは道は非常にいいです)
  
私は見なかったが大正の銘があり、亡くなった昭和天皇の立太子を指すようだ。左「古関」と刻まれている  暗くなり始めたのでここで引き返す
 
最近できたトイレと駐車場。道標はないが右の電柱の     登山口すぐの所に立つケヤキ
所が登山口
身延町
本栖湖西方尾根 中之倉峠

アカマツ
目通り 2.0M 最大のもの
樹高 15.0M

ブナ
目通り 3.0M 幹2本の合計
樹高 10.0M
道は不鮮明です

ケヤキ
目通り 2.5M
樹高 15.0M

以前R139より湖岸を中之倉トンネル
に向かってくると、尾根にツガらしい木
が見えたので登ることにした。
最近できたトイレと駐車場の所に木の
階段の登山道が見えたのでここから
登り始める。但しここには何の道標も
ないのでどこに行くかは分からない。
登り始めると細いがコナラの純林に付
いた非常によい道でカサコソと落ち葉
を踏みしめながら登る。所々にテープ
が巻いてある。ジグザグが適度に切ら
れていて登り易い。しばらく行くとアカ
マツが目立つようになる。
そして石の道標の先は尾根に出てこ
こが中之倉峠らしい。というのはこの
山は手製を含めて道標が1枚もない
珍しい山だ。
尾根が南に続いているので進む。ち
ょっと先に拓けたところがありどうもここ
がビューポイントの展望台らしい。ポ
イントの中でもトップクラスの所ではな
いかと想像する。
お目当てのツガの大木は見あたらな
いのでもう少し先に進む。道はすぐ不
鮮明になって、昔の道か?キノコ採り
の道か?はたまた獣道か?それほど
危険なところはないので400Mほど
進んでみた。途中に二股に幹が分か
れたブナが尾根付近に立っていた。
これは唯一の収穫だろう。しかし他に
ブナは気が付かなかった。暗くなっ
てきたので道に迷わないよう来た道を
急いで引き返した。

2010,12,2撮影

アクセス
登山口から展望台まで30分位です。
峠のむこうへ」を参考にしてください。

中之倉峠東方の尾根のミズナラを追加
 
全山自然林の気持ちのよい尾根だ                  ミズナラはこの大岩の東100m北斜面
身延町中ノ倉
中之倉峠東方500m

ミズナラ
目通り 2.5M
樹高 15.0M

5/29中之倉峠に登った際峠付近で
カッコウの仲間のジュウイチという鳥の
鳴き声を聞いたのでもう一度と思って
やってきた。しかし今日は鳴いていな
かった。
峠手前の昭和天皇立太子記念の石
碑から斜め北に進む道があったので
どんな道だろうと少し歩いてみること
にする。どうせ少し行けば不鮮明にな
って行き止まりと思ったが、意に反し
てよい道で最初は巻き道であったが
すぐ尾根道となり自然林の中を東に
続いている。
大岩があってその先100M程のとこ
ろにこのミズナラは立っていた。地上
1M程のところに直径30p程のウロ
があって何かの動物の巣でもあるの
ではと覗いたが巣はなかった。
何の道標もないがどうもこの道は精
進湖西方のパノラマ台に続いている
ようだ。自然林の気持ちのよい尾根
なので機会があれば一度縦走して
みたいものだ。

2012,6,7撮影

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