南 部 町

本郷寺のカヤ
南部町本郷
本郷寺

2本
目通り 4.0M
樹高 15.0M

手前の方は根元が空洞になって
いるが樹勢は衰えていなく、実を
沢山落としていた
アクセス
52号線より車で5分




2000,10,12撮影

原間のイトザクラ

南部町原間

町指定天然記念物
目通り 4.0M
樹高 15.0M

イトザクラはシダレザクラと同じである。
静岡県にはこれほどのシダレザクラはない
花の咲く時期に是非来てみたい
アクセス
52号線より10分




2000,10,12撮影
2001,4,5満開 写真下


本郷の千年ザクラ
南部町本郷3230
本郷寺(妙善寺跡)

県指定天然記念物
S36,12,7指定
目通り 4.4M
樹高 12.0M

種はエドヒガンで白い花が咲くのでシロヒ
ガンとも言われている
地上5Mの所から根が垂れ下がっている
静岡県にはサクラでこれほどの巨木は
ない
開祖の上人は日蓮の弟子で46歳の時
中国に渡ったそうである
花の咲く時期に是非来てみたい
アクセス
52号線より車で15分

境内には他にサルスベリの巨木が
ある 写真上



2000,10,12撮影
2001,4,7撮影 満開 写真左

島尻の大カヤ

コウヤマキ
松より少し太い葉、門の入口に植えてあり、
珍しいので載せました

南部町内船(うつぶな)1029−3
木内さん宅

県指定天然記念物
S61,3,19

目通り 6.2M
樹高 16.0M
樹齢 600年

おばあさんの話では言い伝えでは
700年だそうだ。
カヤの実は2年間成らなかったが、
今年はなったそうだ。ここの実は
30ミリある大粒である。カヤの実の
食べ方を教えてもらった。殻を取り、
灰の水で4日間さらし、渋みを抜き、
その後陽に干してフライパンで
煎って食べるそうである。香ばしく
て美味しいそうである
写真上はコウヤマキで松より少し
太い葉、門の入口に植えてあり、
珍しいので載せました
アクセス
身延線内船駅より徒歩10分










2000,11,2撮影


大きな実を枝先にぶら下げています。9月には落果します
  
カヤのすぐ傍をJR身延線が走っています
2009,7,3再訪問、撮影

八幡神社のクスとイチョウ


南部町内船
八幡神社

町指定天然記念物
クス
目通り 5.2M
樹高 34.0M

イチョウ
目通り 6.4M
樹高 35.0M
樹齢 500〜600年 推定


アクセス
身延線内船駅より徒歩5分







2000,11,2撮影

井出八幡神社の社叢
南部町井出558
井出 八幡神社

S45,10,26県指定
タブノキ 社殿前 写真上段3枚
目通り 6.5M
樹高 31.0M
樹齢 300年

カゴノキ 左端 写真中段右2枚
目通り 4.4M
樹高 22.0M

その他 ムクノキ目通り4.4M アサダ同
3.2Mなど

山梨県では珍しい暖帯巨木林 それぞれ
が単体でも天然記念物の資格をもつ大きさ

アクセス
身延線いて駅より車で5分





2001,5,2撮影

睦合小学校のセンダン

南部町南部4534−1
睦合小学校校門入口

町指定 出所100選
目通り 3.7M
樹高 16.0M
樹齢 150年

小学校設立の時にはすでにあったと
いう
静岡ではクマゼミが好んで留まってい
る木である

写真中断はセンダンの木から50M
ほど東にあるチャンチンモドキという
変わった名の大木である
アクセス
R52号柳島交差点から3分



2001,5,2撮影


内船寺のシダレザクラとイチョウ
ないせんじ

イチョウの根元
南部町内船
内船寺

シダレザクラ 無指定 門の手前
目通り 2.0M
樹高 10.0M
樹齢 100年 推定

イチョウ 無指定 墓地
目通り 5.0M
樹高 20.0M
樹齢 400〜500年 推定

他に上が切られている大きなクスと
思われる木(写真左)が3本ほどある
アクセス
内船駅より車で10分
日蓮宗のお寺
「100選」に大きなヤマザクラがあるという
のできてみたがどこにもない。寺の奥さん
に聞いてもそんな木はないという
風光明媚なお寺で樹木が生い茂り山梨
の美林100選に選ばれているそうある




2001,5,20撮影

タブノキ他を追加
 
タブノキ                    イチョウ。遠景の山は思親山

タブノキから俯瞰の内船寺
なかなか趣のある寺だ
タブノキ
目通り 4.75M 実測値
樹高 25.0M

イチョウ
目通り 5.35M 実測値
樹高 6.0M

佐野峠の帰り10年振りに寄ってみた。
墓地の最上部に以前見たイチョウが
立っていた。以前見た時樹冠が折れ
ていたかどうか記憶がないが、相当の
樹齢のため樹冠は6M程の所で折れ
ていた。寺創建当時のものかもしれ
ない。またこの20M程西の樹林に大
きなタブノキが見えた。木の前には鳥
居があった。

2011,1,18撮影

内船上 富岡のシダレザクラとクス
南部町内船上 富岡


シダレザクラ 無指定
目通り 2.5M
樹高 20.0M

クス 無指定
目通り 6.0M
樹高 30.0M
根元から上が急に細くなっている

アクセス
内船寺より車で10分上

2001,5,20撮影

八木沢八幡神社のタブノキほか

手前スギ2本 奥左タブノキ 右カゴノキ

シロダモ


同左3脈が目立つ葉表 右白色の葉裏

小さな八幡神社

神社脇にある 三石山線の内船側起点
工事はまだ続いているが、21年前に始まったとは
南部町八木沢
八幡(はちまん)神社

タブノキ
目通り 4.0M
樹高 15.0M
かなり斜めに生えている

カゴノキ
目通り 2.4M
樹高 15.0M
傷みは全くない

シロダモ
目通り 1.8M
樹高 10.0M
クスノキ科 葉表はクスそっくりであるが
葉裏は白く、幹は縦に裂けず暗褐色で
平滑
天子湖辺りまで行ってみようと来たが、途中
のり面の工事が行われていたので中止。
八幡神社には階段左に大きなタブノキとそ
の脇にカゴノキがあった。タブノキには少し
ウロがあり傷みがきている。
階段を上り社殿の左に葉表はクスそっくりで
木肌がカシのような木があった。葉を採取し
自宅で図鑑で調べたらシロダモという木らし
い。初めて見る木だ。当地では比較的珍し
い木ではないか?

アクセス
R10内船駅から車で20分位である
地元では「はちまんさん」と呼んでいる

2009,7,3撮影

佐野峠手前のヤマザクラ他
 
ヤマザクラ                             マユミ(樹種の看板が付いている)
三石山林道の下にありました。根元に頭のない石仏が・・・        佐野峠の思親山登り口ベンチ横。根元に昔の石碑が・・・
 
ウリハダカエデ                           樹種不明 オヒョウ?(8本に株立ち)
ミズナラと思ったが落ち葉で確認                他にやや細いものが何本か。皆このように株立ちしている

佐野峠の富士
大沢崩れが正面に見え迫力があります
手前左は天子ヶ岳か
肉眼ではもつと大きくはっきり見えました
(なかなか写真の技術が上がりません・・・)

このプレート初めて見ました。100ヶ所にあるのでしょうか?
25×30p大



最近造られた立派なトイレ

峠の道標

   
P1085Mへはこの堰堤の木の梯子から登ります     沢筋に付いたやや不鮮明な登山道             その上はずっと木に黄色いマークが
岩に黄色いマークが
  
巻き道を行くと最近造成の立派な林道が           P1085Mの三角点?        山頂は平で右ヒノキ林。境に微かに身延
 (進入不可)。清々しい位に間伐がしてあった                               方面の道が・・。名前のない山は寂しいですね
 
                                                  P1085Mへの概略図です
南部町内船上(うつぶなじょう)
佐野峠ほか

ヤマザクラ
目通り 3.0M
樹高 15.0M
斜めに生え、上にやや傷みがきて
いる。かなりの古木だ

マユミ
目通り 2.1M  実測値
樹高 10.0M
この種としては大きい方なのだろう

ウリハダカエデ
目通り 2.0M
樹高 20.0M
この種としては大きい方なのだろう
P1085M山頂

樹種不明 オヒョウ?
根回り 5.0M
樹高 20.0M
佐野橋2q上流
私の図鑑ではオヒョウのことは詳し
く載っていない

以前から気に掛かっていた峠がある。
それが大島峠だ。富士宮方面や芝
川方面から身延に抜ける古道の1つ
だ。昭文社の県別マップル22,P57
にもはっきりとした登山道が付いてい
る。以前身延町垈の上の三石山林
道に行った時道を捜したが見付ける
ことはできなかった。
そこで佐野峠を通って上佐野に抜け
る林道が大島峠の東下を迂回してい
ることが南部町役場に問い合わせの
中で分かったのでやって来た。
佐野峠には2回来ているが最初の時
(20年以上前であろうか)は舗装のし
ていないガタガタ道でパンクをしそう
になってしまった記憶がある。今は細
いながら舗装はしてあるので注意深
く運転すれば問題はないだろう。山
梨100名山の思親山や富士山ビュ
ーポイントのカメラマンも少なからず
やってくるのだろう。トイレや駐車場
もあり設備は満点だ。
途中鬱蒼とした林内にヤマザクラと
峠にはこれも珍しいと思うが大きなマ
ユミがあった。正月の富士もいいもの
だ。静岡県に住んでいなければなか
なか味わえるものではない。
峠を後にして林道を下る。道は未舗
装になり拳大の落石が多い。注意を
要する所だ。しばらく行くと堰堤があ
り木の梯子が渡してある。大島峠に
行けるか分からないがここから登るこ
とにした。
最初の10分はややザレて注意を要
するがその上は尾根っぽいスギの植
林帯で木にペンキのマークがズッと
付いているので不安な気持ちは和ら
ぎマークに従って登ればよい。道は



どんどん登りとうとうP1085Mに着い
てしまった。峠はもっと低いはずだ。
大島峠に行く尾根道を捜したが分か
らなかったので来た道を引き返す。
登山道が交差する所で尾根方向に
向かう巻き道があったので進んでみ
た。道はすぐ不鮮明になってザレて
立ち往生していると猟犬3匹に囲ま
れてしまった。猟師の姿は見えなか
ったが、吠えもせずおとなしい犬で
ほっとする。
今日は大島峠は諦め下山する。佐
野橋の近くの民家に老人が見えた
ので大島峠のことを尋ねたが今は
行けないだろうと言う。この奥が全て
上佐野国有林で国有林の仕事を40
年やったそうだ。伐り出しの方で大
木のことを聞くと昔三石山の近くで
大きなブナや直径1.5Mほどのモ
ミを伐ったことがあったと話した。今
はもう大木はないそうだ。オヒョウと
思われる木も知らないと言う。

2011,1,4撮影

アクセス
佐野峠までは思親山の道標を頼り
に。逆回りの上佐野からのアプロー
チは未舗装のため余りお勧めいた
しません。
P1085Mまでは登り90分、下り60
分。思親山登山は「山岳巡礼」を参
考に。
機会があれば大島峠には佐野峠か
ら尾根伝いにもう一度歩いてみたい。


樹種不明の葉(落ち葉) ×1.5
上−表  下−裏
葉はざらつき葉厚はやや厚い。
葉の縁に針のような棘がある

大島峠には林道が付いていた

巨木ではないがクリ。目通り1.8M(実測値)、樹高20.0M

佐野峠からの富士。今回は望遠で撮ってみた。

大島峠付近より見る手前P1020Mと後ろ思親山。P1020Mの山腹に佐野峠樋之上線が付いている。

佐野峠の案内図。後でよく見たら上部に大島峠が載っていた!
地図に歩いたルートを加筆しました。

ここが一番林道で高いところなので、多分大島峠なのだろう。
1/4に道に迷いとうとう大島峠には
行けなかったので、再挑戦を行った。
大島峠に佐野峠から尾根のルート
で迫ることにした。
峠の階段から尾根に取り付く。いきな
りヒノキ林の急坂だ。道は最初微か
に付いていたが段々分からなくなっ
たので適当に歩く。雑木はないので
苦にはならない。20分位でピークに
つく。高度計は1020Mを指していた。
ここから北に向かった尾根を歩く。道
は相変わらず不鮮明だ。次のピーク
を過ぎると道は下り始めた。そこに
今日唯一のやや大きなクリが立って
いた。そこを過ぎると意外や林道に
出てしまった。この後はこの林道を
北に進む。20分ほど歩くと峠らしい
尾根に着き、林道は身延寄りに下り
始めた。歩くのはここでやめ引き返
す。多分ここが大島峠なのだろう。
しかし道標もなければ、昔富士宮や
芝川から身延詣でに行く人が通った
古道の痕跡はないかと辺りを見回し
たが何も見付けることはできなかった。
林道を造る時失われてしまったのだ
ろうか。そのことがいやに悲しかった。
再び林道を歩いて30分で佐野峠に
着いた。そこにある案内図をよく見
る。するとこの佐野峠樋之上線の先
に大島峠と書いてあるではないか!
これは前回から大きな思いこみとい
うか思い違いであった。現地の地図
もよく見るものだ。こんな初歩的な
ミスをしてしまった。破線の部分は
建設予定で林道がないと思ってし
まった。それと私のもっているマップ
ル最新版にもこの林道は付いてい
ない。もう一つこの林道にはゲートが
あり進入禁止なのも影響したのかもし
れない。
考えるに古道もこの林道に沿って付
いていたのではないか。それの方が
ずっと楽だ。尾根道を歩いてみて昔
の人は足が強いにしてもとてもこん
な尾根道は歩きたくはないであろう。
これが私の結論です。

2011,1,18撮影